オプション取引の基本知識について

購入・決済・売却取引

次のブログはバイナリーオプション取引と決済に関わる過程や特徴について説明します。

購入

1)購入金額

購入金額 = 取引価格 x ロット数。

購入金額(オプション料)はオプションプレミアムとも言われます。

買い手がバイナリーオプションを購入した時、売り手に購入金額(オプション料)支払い、その後買い手に購入金額は返金されません。


2)取引価格と成行注文

取引価格はオプションの売り手によって提示され、買い手がその価格で購入するかどうかを決定します。バイナリーオプションは相対取引の為、買い手が売り手の取引価格に購入意思を示し、売り手がその取引価格に同意するか、もしくは取引価格の変更によって拒否するか決定します。

この取引方法は成行注文と言われ、買い手が市場価格で購入することを示します。


3)スリッページ

お客さまからいただいた注文は当社取引サーバに到達した順に約定処理を行われます。お客さまの「注文時の表示価格(注文価格)」と「当社サーバーに注文が到達した時の価格(受注時基本価格)」「実際の約定(約定価格)」の処理の間に価格差が生じることあり、これをスリッページと呼びます。取引不成立の場合、「注文された価格」が無効となり取り消す場合があります。売り手と買い手は価格差を一方、もしく両方のカウンターパーティーで「注文された価格」と「実際の約定価格」の価格差を受け入れることが度々あります。

オプションの売り手はこの事をルールに記載する必要があります。又、市場価格からの変動幅に基づき取引成立するか否かを判断する必要があります。


決済

1)判定

ある条件を満たしてオプション取引を取引期間内に売却取引により決済する場合を除き、オプション取引は取引期間の終了時に決済されます。このことを判定と呼びオプションの買い手へのペイアウトが発生するか否かを判定する時刻ことです。


2)判定レート

ペイアウトが発生するか否かを決定する為に、判定レートが必要になります。判定レートとは判定時刻ちょうどに提示した取引価格ことです。判定時刻ちょうどに価格情報が得られない場合、判定直後の価格になります。

通常、判定レートは将来の参照情報の為、記録して保管されます。又、それらは定期的に取引価格の中からランダムに抽出し、第3者の取引価格情報と比較し確認されます。


3)決済とペイアウト

判定過程の中で、判定レートはオプション買い手の予測が正しいか否かを決定する為に使用します。もし、ペイアウトが発生する条件を満たしている場合は、売り手が買い手に対してペイアウト金額を支払います。

また、TOUCHオプションのようアメリカンスタイルオプションの場合は、取引期間中に条件を達成していれば判定時刻前に、売り手はペイアウト金額を買い手に支払いを行います。


売却取引

売却

万が一、買い手が購入されたオプションを判定時刻前に売却したい場合、購入されたオプションを売却することができます。買い手は売却取引を行って購入されたオプションを

判定時刻前に決済することができます。

日本においては、オプションの売り手は売却価格を提示(オプションの価値がなくならない限り)することが義務となっています。

売却取引を利用することで、個人投資家は利益を確定させる、または損失を限定させることが可能です。

売り手は買い手が同意した売却金額を支払います。その後の決済やペイアウトは発生しません。


キーポイント

• 購入金額(オプションプレミアム) = 取引価格 x ロット数


• オプションの買い手は取引成立時に売り手に対して購入金額を支払います。


• オプションの購入金額は例え予測が正しくても買い手には返金されません。


• 全ての注文は成行注文となります。


• スリッページはお客さまの「注文時の表示価格(注文価格)」と「当社サーバに注文が到達した時の価格(受注時基本価格)」「実際の(約定)」の処理の間に価格差が生じることにより発生します。


• 判定はペイアウトが発生するか否かを決定する事です。


• 判定レートはペイアウトが発生するかを判定する価格で、同一条件の店頭バイナリーオプションであっても当社の提示判定レートが他の取扱金融取引業者の判定レートと異なる場合があります。


• 判定時刻に権利行使条件を満たすと、ペイアウトの発生が確定、もしくはTOUCHオプションのようなアメリカスタイルオプションが取引期間内に条件を満たすと判定時刻前にペイアウトが確定します。


• 利益確定や損失を限定させる為に購入したオプションを取引期間内に売却することが可能です。

0コメント

  • 1000 / 1000